2006年12月のお買い物

ヴァンフック クランクエキスパートフック 8本入り (さちこ購入)

330円

釣りをしている時間の9割くらいはクランクを使っています。通常はスプリットリングを2個つないでスプーン用のシングルフックを装着しているのですが、スプリンットリングを2つ着けるのはちょっとめんどくさいし、気のせいかも知れませんがどうしてもクランクの本体とフックポイントが離れすぎるような気がするのです。そういうわけでプラグ用のシングルフックでいいものがないかといつも思っていたので、このフックにはとっても期待しました。なにしろクランク専用設計ということですし、マシーン山崎さんのプロデュースならきっと特徴のあるいいものになっているはず。でも、製品説明で強調されているばらし軽減用「突起」にはあまり期待していませんでした。バーブつきのフックはペンチで丁寧につぶしでもどうしてもちょっとひっかかるものですが、だからといってばらしがなくなる訳ではありません。ましてこの程度の突起では気休めにもならないだろうなと思ったら、やっぱり効果は感じられませんでした。ですから私が期待していたのは、フッキング率とホールド率をあげるために研究されたであろうフック形状とささりだったのですが...。結論から言うと、フッキングはしやすい形状にしあがっています。スプーン用シングルと比べるとスロートがひらき気味でポイントが外に出ているのでフッキングには持ち込みやすいのです。でも、ポイントが眠っていない分、ホールドはよくありません。うがった見方をするとフック形状だけではフッキングとホールドを両立できなかったので手間のかかる加工をして「突起」をつけたんじゃないのかしらん。ささりの方は、エクスパートフックの名を冠するだけあって針先の鋭さはなかなかではじめはよくささったのですが、大きめの魚を連続してかけたら3匹めでスロートが開いてしまいバラシ、指で形をなおして使い続けたら5匹めでささらなくなってしまいました。このへんはスプーン用のエキスパートフックと全く同じで強度とポイントの劣化に問題があり、だめになりだしてからが早いです。う~ん、マシーンさんは3匹とったらフックを替えるそうですが、ものぐさな私にはとてもマネできません。ちょっとお値段もあれですし、残念ながらお試しだけで終わってしまいそうです。(さちこ)

おすすめ度 ★★☆☆☆









がまかつ トーナメントグレードホールディングマスター59BL 8本入り
(くま、さちこ購入)

315円

ええと、多くの方が同様の感想を持たれたのではないかと思うのですが、フックの形状ってどの程度違えば別のものといえるのでしょう。スロートから先が直線になった形状のフックは古くからあるようですから特別なものではないのかもしれませんが、ことエリアトラウト用となるとどうしてもプリズムデザインのフックと似ていると思ってしまうのです。(開発者の方、ごめんなさい。)確かにスロートから先の直線部分とシャンクがちょっと長いし、平打ちだし、材質もちがうみたい。ばれない、という機能を追求したら同じような形状になってしまったのでしょうか。使ってみての感想は、比べちゃいけないのかもしれないのですがやっぱりプリズムフックと比べると、59BLの方がフックポイントとシャンクの間が狭いのでフッキングしずらい感じがしました。さすがホールディングマスターというだけあっていったんささってしまえばもちろん全然ばれません。プリズムに比べて太軸なので強度に期待したのですが、私の場合ずっぽりはいったフックを抜くのに失敗して1匹めからいきなりフックのアゴがひらいてしまいました。太さがちがっても結果はいっしょ、とほほです。そりゃ不器用なのが悪いんだけどさ、だって、だって、この形ってリリースしにくいんだよぉ~~~。(さちこ)


おすすめ度 ★☆☆☆☆

デコイ エリック 12本入り  (くま購入)

270円

デコイから難波さんプロデュースのトラウト用のフック、エリックが出ました。ものすごく鋭い針先と、針先のネムリ、そして強度が特徴となります。で、使用感はというと、KFSではあまり良くありませんでした。原因は針先がネムリすぎているためのように思えます。ご存知かもしれませんが、KFSの魚はなかなか反転しません。そのため魚がルアーを加えて手前に泳いでくる間に、かけていかなければならないのですが、針先がネムリすぎているので、ぐもん、ぐもんと魚がくわえている感じはあるのですが、深くささりません。針先の角度と、テンションのかかる角度が違っているように思えました。きっと、反転する魚に対してはいいのかもしれません。それと、針先が鋭すぎるためか、はりを外すときに何度か指先を傷つけてしまいました。 (くま)

おすすめ度 ★☆☆☆☆  

デコイ クナイ 12本入り  (くま購入)

270円

前述のエリックと同時に発売されたクナイ、こちらは関西海疑似餌研究所長の大久保さんのプロデュースとなります。鮎の矢島針に似た形状になっており、ボトム釣りに適しているようです。というか、マンティスフックに似ているなぁというのが、くまの感想でした。使ってみるとやはり使用感はマンティスに似ていました。小さいアタリを捕らえてかけていくタイプの針です。マンティスと比べるとやや太軸になって強度が上がっているのと、より矢島針の形状に似ていました。そのかわり、かかりやすさは多少犠牲にしている感じがあります。どちらがいいかというと、魚のサイズによると思います。30cmまでの魚であればマンティスの勝ち、それ以上だとクナイの方が安心できました。 (くま)

おすすめ度 ★★★☆☆

サンライン トラウティストエリア 3lb 100m (さちこ購入)

1000円

釣行回数が多いし、ラインは毎回巻き変えるし、2人分だし、ということで我が家では経済性を重視して「鱒族300m巻」を愛用しているのですが、鱒族って昔の太さのイトなんでどうしても今風の細いイトにくらべると飛ばないんです。表面コーティングもないから毎回スプレーしなきゃいけないし。そこへトラウティストエリアの300m巻が発売されたというので心惹かれて使ってみました。いきなり300m買ってはずれだと悲しいので、まずは100m巻を買ったんですが、水中ではほとんど見えなくなるカラーもいいし、3lbで0.6号とずいぶん細め。はじめから表面コーティングされているのでつるつるすべすべでとっても良く飛びました。心配した強度も問題ないし、やわらかくてトラブルも出ないし、ルアーもよく泳ぐし、やっぱり高い(っていうか普通の)イトはいいな~、と感激していたのですが、使っているうちに大きな問題が発覚。それは、アタリがわかんにゃあ!!確かにテストした日はエキスパートの方でもアタリがわからん、というくらいはっきりしないアタリだったし、冬場にはいってどうしてもボトム中心に釣りをするようになったせいということもあると思うのですが、試しに鱒族に変えてみたら、なんだ普通にわかるじゃん。そういう訳で細くてつるつる飛距離はばつぐん300m巻でお買い得(はあと)のライン導入は夢と消えてしまいました。たぶんこのイトしなやかでよく伸びるのでしょうね。ラインアタリをとる人向きのようです(自慢じゃないけど私はラインアタリなんぞとれません)。そうそう、釣具屋さんから、300m巻のほうは平行巻ではないので、下のほうにイトよれやイトのつぶれが出るという話を伺いました、ご参考まで。  (さちこ)

おすすめ度 ★★☆☆☆

スカジットデザインズ ナッツフローティング (さちこ購入)

1209円

釣具屋さんの情報によれば、この春鳴り物入りで登場した「ナッツ」はものすごく売れたんだそうです。前評判もすごかったし雑誌での取り上げ方もすごかった。どれほどすごかったかと言うと自分でルアーなんか買わない柿太郎さんが「どんなすごいルアーかと思って(自分で)買ったさ~」というぐらいすごかった(笑)。残念ながら私自身は特別なものではないという感想(3月のお買い物参照)だったのですが、よく使っている方を見かけますのでいいルアーなんでしょうね。フローティングを開発しているという話は聞いていたし、たまたま難波さんがテストしていらっしゃるのを目撃したこともありましたが、例によって発売までにずんぶん時間がかかりました。それだけじっくり煮詰めていらしたのだと思います。さて、使ってみての感想ですが、フローティングの方がいいんじゃないでしょうか。シンキングに比べるとローリングが強く、ゆらぎ系の動きを出すことができます。弱点だった泳ぎ出しの重さも改良されています。これなら(ナッツはボディがあまり大きくないので)フォルムを小さく見せたい時には重宝しそうです。それから今回一番気に入ったのはカラーリング。視認性を高めるために頭にビビットな色を吹いてあるので自分のルアーがどこにいるのかよく見えます。こういう工夫はうれしいですね。(さちこ)

おすすめ度 ★★★☆☆

度付きサングラス ポラウィング SPパールグレー (くま購入)

60000円くらい(フレーム共)

ナイターでも池の中が見たいので偏光グラスをかけていたい。でも、普通の偏光グラスだと暗すぎて池の中が見えません。それで2月に買ったのが同じポラウィングのハリカンスモーク。最近はナイターもこのメガネをかけたままやっているのですが、1つだけ困ったことがありました。どうも近いところに焦点が合わず、アイに糸を通すのがうまくいかない。それで、さちこがしているような細いフレームのメガネを作ることにしました。こうすればメガネの下からかろうじて肉眼でアイを見ることができます。もともと近眼なので、肉眼の方が近いところが良く見える。レンズは同じハリカンスモークにしようと思っていたのですが、技術の進歩はあるもので、レンズメーカーと池袋パールメガネの玉川さんの共同開発でSPパールグレーというのが出来ていました。ハリカンスモークに似ているのですが、実際にかけてみると、ハリカンスモークよりもほんの少し明るく、そしてぎらつきが少ないように思います。やはり光量の強い昼間は、タレックスの方がよく見えるのですが、曇りからナイターはをかけたままでポラウィングで充分釣りを続けることができます。便利です。また、細いレンズも視界が狭くなることを気にしたのですが、釣りをするのには問題ありませんでした。

おすすめ度 ★★★★☆